今まで何度読んだかわからないけれど、
日本人として生まれて
この国で享受してきた数多のしあわせの内、
不幸はずっと多かったけれど、
村上初期の作品を原書で読めるというのは
そのひとつに数えられる。
そして、村上の書に対するシンパシーを
をぴともまなびとも共有できた。
出会うまでまるきり異なる歩みをしてきた者同士が
奇妙に繋がれる一瞬。
本によるそれは、
音楽よりも映画よりも
どの芸術文化と比較してもより強く分かち難い。
たまたまなにかの切っ掛けで交錯しふたりが
帰りの電車の中で村上について語らう。
酒もなしに、煙もふかさず。
熱く、ゴージャスだ。
周りの乗客はさぞ鬱陶しかろう。
本は好い (・∀・)♪