週に 2度くらいだけど、俺がパンを何種類か買ってきて、
それを全部半分に切って、ふたりの翌日のお昼にあてている。
その夜は就寝前に嫁がパンを切っていた。
ちょうどブラウニーデニッシュを半分に切り終えたところで、
桜ん坊、舞台袖から颯爽と登場する。
嫁は将軍に一瞥した後、切り終えたばかりのナイフをじっと見遣る。
凍てつく空気。
ナイフにはブラウニーがこびりついている。
桜ん坊、ヴォルデモートのごとく灼熱を帯びた言葉で嫁に問う。
お前、それなめたいんだろ。
(・∀・) そんなことないよ!
俺に怒られると思ってできないんだろ。
(・∀・) そんなことないって!
そういうので、俺がなめてしまいますた (・∀・)v
(`Д´) あー!
嫁の呻吟を尻目に掛けつつ、桜ん坊、冷蔵庫からビールをさらうと再び舞台裏へ。
(・∀・) ずるーい!
高遠の街に嫁の咆哮がこだまする。
ザ・エンド