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壊し屋こまち 2005/9号(長野こまち)


Komachi(長野こまち)(2005/9号)で「デイリー ボディ メイク」(p101)という特集が開始された。門外漢なのを承知してかわずか1ページしか割かれておらず(いや読者層を考慮したマーケティング上の理由か)、文章は簡潔、字数も極めて少ない。しかしその中に堆積される無知無能無学の洪大無辺さは、小宇宙に投げ出されたかのような眩暈にも似た錯覚を俺に喰らわせた。

有限会社 長野こまち』よ。お前らは無学さを棚に上げ知らなかったで済ますのか?この白痴な文章を世にばら撒き、それにより生産された怪我人に対する責任をお前らは取れるのか?お前らは識者を通さずこの種の専門文章を出版することに罪を感じないのか?

極めて悪質。
罪の意識を持っているのならば二度とこのような特集をやめることだ。

これだけでは具体性に欠けるため、以下にその内容の無軌道さ記述する。くそったれパルプな内容にこれ以上俺の時間を費やす気はないので箇条書きとする。校正もしないので誤字脱字については不関知。

特集の内容は、1)ワイドハンドの腕立て伏せ、2)サイドレイズ、3)ワンハンドダンベルショルダープレスの3種目から構成される。

1)ワイドハンドの腕立て伏せ
・これについては問題ない。
・手幅を狭めれば腕に効くとあるが、上腕三頭筋と明示しておくべきではあるが。

2)サイドレイズ
・上腕二頭筋に効果のあるエクセサイズと紹介しているが、解剖学的にこれが二頭筋に効く人間はこの世に存在しない。人間向きの特集でないならばその旨を明記せよ。ついでに短大の図書館に行って、解剖学テキストでもめくってこい。
・写真のモデルは肘をまったく曲げていないが、肘関節への不必要なストレスを避けるために肘を曲げるのが現在のトレイニング手法だ。旧態依然。
・肩よりやや高く挙げると説明しているが、その場合負荷は僧坊筋に逃げる。それくらいテルメのイントラですら知っておろう。
・持ち上げた状態を持続することで効果が高まるとあるが、軽重量で「どうしても」効かせたいのならば、スーパースロウ法あるいは高レプスを推奨すべきである。初心者の女性は驚くほど筋力がないため、Komachi で薦めている体勢維持を試みると先に前腕がパンプしてしまうのである。なにも試していないのか?
・ちなみにこの種目は三角筋の前・側部及び僧坊筋の Workout である。対象が人間であるという限定条件付きであるが。

3)ワンハンドダンベルショルダープレス
・腕が横に向かないようにするという注意書きがあるが、初心者は挙上動作及び体幹部が安定しないので手のひらを前に向け、肘を体の横に広げるべき。
・リズムよくこなせとあるが、ワンハンドで行う理由は稼動させる筋肉への意識を高めるためだ。リズムに乗せると反動を使用するため負荷は低くなり、怪我の可能性は高くなる。
・負荷の掛かり方を示した図を見ると、三頭部分しか注目されていないようだが、この種目は三角筋の前・側部及び僧坊筋、そして付加的に上腕三頭筋に効果を持つ種目である。
・上腕三頭筋を引き締めたい女性に対して薦めるのは、腕立てならばナロウスタンス、ダンベル(ペットボトル)を利用するならばキックバックであろう。

私は怒っている。

以上

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