怒涛のフライングで夏タイアに交換してる輩が周囲で蠢蠢と湧いて出てきた啓蟄の頃。
あれだけ俺の頭と財布を悩ませた冬タイアは活躍の場のなかった後ろめたさのせいか最近その態度は自虐的。
俺はそんな彼の車輪の下で喘ぐ青臭さに懐かしさを感じつつ、
同時に同情を引きたいというかわいらしい計算に微笑みながらも、
淡々と夏用タイアとホイール捜しに専心していた。
ようやく妥協できるデザインにありついたので、タイヤ屋に電話を入れてみる。
ゴムと言えば、うすうすのオカモトか人情厚い柴田ゴムしか思い浮かばないだろうが、
今回はタイアなので後者である。
もちろん君がビグザム的なサイズの持ち主だというのならオカモトでは役不足かも知れぬが。
メーカーに問い合わせたけど、欠品だって。
なんてことだ。
5月になればこの色出るみたいだけどね。
春めきすぎて、スコールまで手が届きそうだ。
白なら在庫あるって。
いや、ご冗談を。
塗装しようか?
へ (・△・?)
一瞬逡巡もしたが好奇心大いに勝る。
時間を作ってタイアの相談がてら色見本を見に行くことにした。
柔軟に代替案を提示できるお店はよきかな (・∀・)v
info.
・有限会社柴田ゴム
・〒396-0023 長野県伊那市山寺288-1
・0265-72-2879
・定休日:日曜日(スタッドレスの忙しい時期は休まない)