しばらくしてイングリは、これ以上待ってもどうにもなりそうにないと思い、スカートをつまみ綺麗な靴を気にしながら、なるべく浅めのところを歩こうと一歩を踏み出しました。
ところが、ぬかるみは思ったよりも深く、モングリの足を捕らえて離しません。イングリはもう一方の足が濡れる前に急いで持っていたパンを泥の中に投げこんで、足が濡れないようすばやくパンの上に降ろしました。
すると、突然モングリの足は今までに体感したことのないクッションを受け、あっという間にぬかるみを飛び越えたではありませんか。
AIR JORDAN Ⅰへの閃きが生まれた瞬間です。
※ パンはその後、スッタフが美味しくいただきました (:D)┓メシー
ref.
◇ パンを踏んだ娘(ハンス・クリスチャン・アンデルセン)